「明治基準」 2年 馬場惇也
「明治基準」 文学部 文学科英米文学専攻 馬場惇也(ジュビロ磐田U-18) こんにちは。 今回部員ブログを担当させていただきます。 文学部文学科英米文学専攻の馬場惇也です。 自分の現在の明治大学に対する想いを書きたいと思います。 入寮してからここまでの月日はとても忙しく、厳しく、そして充実したものになっている。サッカー、学校生活、仕事(当番や寮周りの雑務)。この3本の柱をわたしたちは日々全力で取り組んでいる。その中の一つも疎かにしてはならないし、すべてにおいて結果を出さなければいけない。そんな生活をしているなかで昨年のちょうど今頃、わたしは打ちのめされていた。サッカーでは、先輩方の強烈な強さ、うまさに圧倒され、自分の中にあった自信も粉々に粉砕され、毎日ついていくのに必死だった。学校生活では、毎日の授業、課題、レポート、テストなど高校時代とは比べ物にならないほど大変だった。仕事では細部にまでこだわりを持って取り組む姿勢、常に本質から逆算し、考えながら行動しなければいけないことなど、どれもわたしには足りないものだった。そして先輩方からご指導をいただくこともあったり、夜遅くまで話し合うミーティングで同期のみんなから厳しく指摘されることもあった。いま振り返ってみれば、当時の自分は明治とはどういう組織なのかをどれほど理解していなかったかがよくわかる。 なぜこのように細部まで手を抜かないのか、それは「明治基準」があるからだと思う。明治大学体育会サッカー部は毎年のように結果を残し続けている。毎年メンバーが変わり、戦術もフォーメーションも変わるのに対して結果は変わらない。それは明治の基準が存在し、全員が日々の中で追求し、その基準を求め続けているからだと思う。これは決してサッカーだけの話ではない。3本の柱はもちろんのこと、運営や補助学、日常生活にも隙を作らない。常に他大学の見本となる言動、行動、立ち振る舞いを自然体でできるよう努力する。その積み重ねがわたしたちを成長させ、少しでも明治基準に近づけるのだ。このような意識を選手だけでなく、この部に係わるすべての方々が持ち続けているからこそ明治大学は毎年強い。そしてわたしたちが上級生に見せてもらった背中を次はわたしたちが下の学年に見せていかなくてはいけない。先日のIリーグはまさにそれを体現して見せてくれた例だ。1年後、2年後にわたしたち