『同期のみんなへ』4年 福田心之助


 


『同期のみんなへ』

文学部史学地理学科西洋史専攻 4年 福田心之助 (北海道コンサドーレ札幌U-18)



こんばんは。


前回マネージャーの神宮司から紹介してもらいました、いつも歌いながら料理をしている副将の福田心之助です。


最後の部員ブログとなり、何を書こうか悩みました。

「明治の2番として」、「明治での残りの期間」、「明治で学んだこと」など思い浮かぶことが多くありました。そこで明治での4年間で1番自分が大事にしていたものは何かを考えた時、1番最初に浮かんだのは「同期の存在」でした。

1年生の時、総理大臣杯に1人だけ行かせてもらう機会がありました。大阪で1年生がやるべき仕事を1人でやらなければなかった為、夜中の1時2時まで八幡山にいる同期と連携を取りながら行う必要がありました。次の日朝早くからの練習だったにも関わらず同期のみんなは自分の仕事が終わるまでは寝ないと全員が起きていてくれました。その時から自分はこんな仲間思いの同期を大切にしなきゃいけないと思えるきっかけでもありました。

そんな15人の同期のみんなへの想いを最後のブログでは書きたいと思います。



ロッドへ

いつも家から通っているにも関わらず、夜遅くのミーティングに同期に迷惑をかけないようにと最後までいてくれたのは、同期全員でやっている意味を1番大事にしてくれていたんだと思う。そんなロッドにいつも会うと言われてたこと。

「心、元気か?」この言葉をいつもかけてくれた。今思うと少し内気な自分に対してもっと自分を出せと言っていたように思ってるよ。

副将となった今年、ロッドに「元気か?」と言われないように元気だして頑張ろうと毎日過ごしています。今の自分がいるのはロッドのおかげだと思ってます。ロッドはいつも冬に爆発的な力を発揮してくれます。元気を出して共に戦おう!



遠藤へ

同期の中で1番一緒にいる時間が長かったかもしれないです。だからこそ遠藤が苦労している時もや辛かった時も近くで見てきました。苦労から這い上がるときのパワー、覚悟は遠藤が思ってる以上に大きいと思います。遠藤が自信持ってプレーしてる時は自分まで自信をプレーできるように思う。それくらい周りに影響を与えられる存在だと思う。自分がチームを動かしている責任と誇りで残りの期間、明治最高の守護神としてゴールを守ってくれることを信じてます!



卓斗へ

明治1熱い漢。ピッチ外では大した事言わないけどピッチに入ると人が変わったようにプレーも言動も変わる。東洋戦での怪我で離脱を余儀なくされた。明治を好きだったからこそ、明治でサッカーがしたかったからこそ、相当辛かったと思う。けど間違いなくここまで同期が明治が戦えたのも辛い時期、辛い時間帯に卓斗が誰よりも声出して、走ってくれていたから。卓斗がいなかったらここまで戦える集団ではなかったと思う。だからこそ最後は自分達に託してほしい。ピッチに出る選手が卓斗が示してくれた明治で戦うことの意味を示しくれるはず。俺はまだインカレで同じピッチで試合をしてる姿を諦めてないよ!



風我へ

常に同じポジションとして切磋琢磨してきた存在。そして常に明治のサイドバックを追い求めて3年半もがいてきた存在。風我が部員ブログで明治の2番にこだわっていることを見てから、スタートで試合に出る度に「風我が納得できるプレーを出来なければ明治の2番を背負ってはいけない」と覚悟をもって試合に出場している。それくらいお互いに直接言葉では交わさない競い合いが自分をここまで強く成長させてもらった存在です。残り2ヶ月まだまだ明治のサイドバックを示すのには俺らはまたまだだけど、あと2ヶ月明治のサイドバックを追い求めて最後まで切磋琢磨している2人の姿を後輩に見せることが出来る。最後の最後まで追い求めよう!



ノリへ

誰かのブログでもあったけど朝からいつも元気なノリ。この少し控えめな同期達を引き上げてくれているのはいつもノリだと思います。怪我や進路のことでたくさん悩むことがあったにも関わらず、メンバーの前では暗い顔一切せずいつも元気な姿を見せているノリは本当に凄いなと思っています。そんなノリが順天堂戦途中交代で決勝点を決めたとき「明治」を示してくれた瞬間だと思いました。あのゴールは後輩たちにも深く刺さったと思います。そんな明治を常に前に矢印を向け続けてくれているノリと最後の最後まで明治の為に一緒に結果を残そう!



らってぃへ

最近は特に一緒にいることが多くて楽しいことも苦しいことも一緒にしてきたね。怪我で苦しい想いをしていても、そんな姿を見せずいつも応援のリーダーとして応援してくれている姿は「どの立場でも役割を全うする」という言葉を1番示してくれていると思ってます。時には厳しい言葉をかけてくれたり、チームを鼓舞している姿は本当に明治を体現してると感じます。こういった姿をみて後輩達は明治がどういう組織であるのか再認識してほしいです。そんな誰よりも明治愛に溢れているらってぃとまだまだサッカーしていたいです。怪我が治ったらまた同じサイドバックとして風我と3人で高みを目指そう!



神宮司へ

いつもサポートありがとう。正直このありがとうの言葉では足りないです。オフシーズンマネージャーがいない時の学生練習で水がなくなったり、ボールが足りなくなったりと練習がスムーズ行えなかった時がありました。その際いつも当たり前のように飲んでいる水やドリンク、ボールがいつも一箇所にまとまっている時など、それは全てマネージャーがやってくれている事に気付きました。その他に大会の前のモチベーションビデオなどは本当に選手のモチベーションに繋がっています。いつも神宮司が「マネージャーが女子じゃなくてごめん」と言うけれど選手としての気持ちがわかる神宮司じゃなかったらこの代は成り立っていなかったんじゃないかなと思うよ。そんな神宮司を俺は日本一マネージャーにして感謝をしたいと思います!



舜平へ

約1年半のリハビリからの復帰おめでとう!復帰したIリーグの試合を見た時は本当に泣きそうだったよ。3年間同じ部屋で先輩に怒られたり悪口言ったりを一緒にしたね。1番覚えているのは入寮して3日くらい経った時にお互いに「お前みたいな向上心の持ったやつとサッカーがしたかった」って言い合ったのを1番覚えています。それから舜平とサッカーするのがすごく楽しかった。怪我が治って次の日の練習が楽しみ過ぎて寝れない姿とかそんなサッカー小僧の舜平が大好きです。そんな向上心に満ち溢れた2人の姿を後輩達に最後まで見せ続けよう!



祥太郎へ

明治の中で1番メンタルが強いのは祥太郎だと思ってるよ。何度も何度も厳しい言葉や要求をされても、弱音1つの吐かず取り組んでいる姿を見て刺激をもらっています。2年生の時、OFFの夜中の12時にトレーニングルームで筋トレをしている祥太郎の姿をたまたま見て、負けてられないと1人でランニングに行ったのを覚えています。それくらい祥太郎の努力は凄まじいです。一緒に筋トレしている時に話した、「公式戦で俺のクロスから祥太郎が決める」この約束を果たそう!



アツへ

いつもサッカー以外でも主務の仕事をありがとう。本当はサッカーに集中したかったり怪我のことを考えたりしたいはずなのに、いつもパソコンと向き合ってる姿は本当に尊敬してます。いつも自信なさげなこと言ってるけど本当は内に秘めた明治への思いがあるのは知っています。そんな俺の次に同期思いのアツと最後笑って終わりたいです。最後1月1日にこのチームの主務でよかったと思えるように戦おう!



キャプテンへ

本当に幸多郎には凄いとしか言えないです。サッカー、勉強、人間性全て見習う所ばかり。そして明治のキャプテンをやる覚悟。キャプテン像について2人で話したときに自分の覚悟がまだまだだと気付かされました。そんな1人でなんでもできちゃう幸多郎に一言だけ。「辛かったらもっと頼れ」幸多郎に比べてできないことの方が多いけど、4年間共に明治で積み重ねてきた仲間。辛かった時、困った時、苦しいなって思った時頼って下さい。キャプテンが冴えない顔をしている時はチームに伝染します。俺はもう既に日本一のキャプテンだと思っているけど、インカレ優勝して真の日本一のキャプテンだと証明しよう!



まつこうへ

怪我で大臣杯に出られなかったけど、試合終わった後に反省の電話をくれて、そのときに相当悔しかったんだなと思いました。怪我で出れない気持ちを押し殺して次の試合の為に相手のスカウティングまでしてくれて、本当に凄いなと思ったよ。だからこそ勝ちたかったし優勝したかった。仙台から寮に帰った時にリーグ戦とインカレ獲ろうって声をかけてくれた時に、俺よりもっと悔しい人がいると思ったよ。そんな怪我で悔しい想いをして大きな覚悟を持ったまつこうとリーグ戦とインカレを獲りたい。時には言い合うこともあるけれど、同じ文学部として残り2ヶ月共に戦おう!



りくへ

明治への練習参加した時が初めてで同じ宿に泊まったのを今でも覚えてるよ。その時に全国にはこんなに良いセンターバックがいるんだと感心しました。今では一緒に副キャプテンをしているなんてあの時想像出来なかった。進路のことやチームのことで2人で話すこと機会が多いけどいつも信念持って話すりくには見習うことばっかりだといつも思ってる。残り2ヶ月まだまだ副キャプテンとしてできることはたくさんあるし、個人としてもまだまだ出来る。幸多郎以上にキャプテンシー持って明治の為に戦おう!



森へ

いつも口数が少ない森だけどプレーになると味方に要求する姿はストライカーだなと思います。中央大戦で大きな怪我をしてしまったけどまだまだこんなところので諦めないと思ってます。口数が少ない分内に秘めている強い気持ちをまだまだ見せてほしいです。そしてリハビリを黙々とやり身体がどんどん大きくなっている森を見て、栗田さんがよく言う「リハビリで成長する」を1番に落とし込んでやっている証だと思います。そんな怪我をしてでも向上心を持ち続けて最後までやりきろう!そして笑って終わろう!



多少読みにくいところがありますが、今想って気持ちを率直に書きました。


このブログだけでは語れないほど同期と過ごした時間、思い出があります。


これだけ人を好きになれたのもこの同期のおかげ。

最後のブログで同期のことを書こうと思えたのもこの同期のおかげ。


だからこそこの大好きな同期とリーグ戦、インカレを優勝したい。


リーグ戦残り3試合。去年はここから優勝を取りこぼした。もう同じ轍は踏まない。必ず優勝する。

これだけチームの為にとアツい想いをもっている4年生が15人もいるのだから。


拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。これからも、明治大学体育会サッカー部へのご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します。


次の4年生の部員ブログの担当は、キャプテン林幸多郎です。先程はなんでもできると言いましたがボウリングと運転は少し安定しないところがあります。最後いいバトンを渡したと思うので今年の部員ブログを締めくくる最高のブログをご覧下さい。


【過去のブログ】

「怯むな前へ」 1年 福田心之助

「準備と整理」 2年 福田心之助

「You'll never walk alone」 3年 福田心之助

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