「紫紺の勇者と共に闘う」 1年 池田頼人


「紫紺の勇者と共に闘う」

文学部史学地理学科アジア史専攻 1年 池田頼人(啓明学園高校)


こんにちは。今回部員ブログを担当させていただきます。文学部史学地理学科アジア史専攻1年 学生審判の池田頼人です。

 

まず初めに日頃よりご支援いただいておりますスポンサーの皆様、明大サッカーマネジメントの松村さん、関東大学サッカーリーグ戦などの開催にご尽力されております関東大学サッカー連盟・学連の皆様、日頃より応援して下さる皆様に感謝申し上げます。

 

入部してから半年が経とうとしている。はじめての部員ブログは自分が今どのようなことを感じているかを書き進めていこうと思う。

 

 まだ風は冷たく、ウグイスの鳴き声が聞こえた3月上旬。高校を卒業して3日ほど経った日、私は初めて八幡山グラウンドに足を踏み入れた。審判という新しい明治大学体育会サッカー部へのかかわり方として入部したいと強く考えていた。大学サッカーがどのようなものなのかも分からないまま、私は紅白戦の笛を吹いた。グラウンドを見渡せば選手権やJユースなどで活躍した選手がいた。自分は凄い環境に携わることができるという喜びと自分がサッカー部に所属していいのだろうかという不安も抱えていた。

 入部が決まる少し前の4月下旬。練習試合前に選手・スタッフ・マネージャーで行う円陣がある。私はただ外から眺めているだけだったが、ある先輩に「お前も円陣に入れ」と言われて自分も円陣を組んだ。この時、どんな立場であっても明治大学体育会サッカー部の一員なのだと認識させられた。

 入部が正式に決まり、リーグ戦・Iリーグなどの審判・関東大学サッカー連盟審判エリートコースの活動など忙しくも大学サッカーという素晴らしい世界に携わることができている。関東大学サッカーリーグは学生主体で運営されており、副審・4審は学生が行うこととなっていて、自分が担当する試合と明治の試合が被って応援に行くことができない日が続き、その他の審判活動も重なって八幡山に行けない日々があった。自分はチームに貢献できているのか分からなくなる時もあった。それでも選手やスタッフの方々からの「ありがとう」、「助かるよ」の言葉に心が救われていた。

 先日、栗田さんからこんな言葉をいただいた。「最近慣れが出てきている。普通の審判になるのではなく、選手の頑張りや苦しみを理解できる審判になれ。」入部して半年、自分の中でも慣れが出てきてしまっていることは自覚していて、でもどう修正すればいいかわからず一人で悩んでいるときにこの言葉をいただいて考えを改めることが出来た。高校までは当たり前のようにスタメンで出場して活躍していた同期・先輩方が大学サッカーではトップの試合に出れない、ケガに苦しめられた選手もいる。一方で審判は毎試合スタメン・フル出場することがほぼ確証されているし、試合は担当しようと思えばいくらでもできる。でも選手たちはそうじゃない。昨日の自分を超え、仲間を時にライバルと思い、チームの勝利のために死に物狂いで毎日を過ごしている。きっと私は自分に甘えてしまっている部分がある。もしいま「毎日死に物狂いで生きているか?」と聞かれたら私は堂々と頷く自信がない。それが私の現在地なのだ。自分自身も選手達のように毎日死に物狂いで生活すれば4年後には必ず選手の頑張りや苦しみを理解できる審判になることができるはずだ。


明治大学体育会サッカー部は全部員がどんな立場でも全力で取り組む。ピッチに立つ選手。応援や補助学、マネージャーや審判・学連。明治大学体育会サッカー部に関わる人全員が「紫紺の勇者」だ。リーグ優勝、インカレ優勝に向けて全力で闘おう。


拙い文章でしたがお読み頂きありがとうございました。これで1年生の部員ブログは終了となります。先輩方の部員ブログはまだ続きますのでご期待ください。


明日は関東大学サッカーリーグ第21節 vs桐蔭横浜大学です。勝てばリーグ優勝が決まる大事な1戦です。三ツ沢陸上競技場にて14時キックオフとなっていますので、ご友人や家族を誘って明治の素晴らしいサッカーを感じてみませんか?明大生のご来場もお待ちしております。

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