「軸」1年 森田翔

 

「軸」

文学部史学地理学科アジア史専攻 1年 森田翔(FC東京U-18

 

こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。

文学部史学地理学科アジア史専攻1年の森田翔です。

 

まず初めに、依然として新型コロナウイルスが猛威を振るう中、日頃より感染症と闘ってくださっている医療関係者の皆様、関東大学サッカーリーグ運営に携わってくださっている皆様、また明治大学体育会サッカー部をご支援、ご声援していただいている関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

そして、日頃より私を支えてくださっている方々の心に少しでも響くように一生懸命書きました。ぜひ、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

明治大学体育会サッカー部に入部して8ヶ月が経った。この8ヶ月間を振り返る前に自分の高校時代について振り返りたいと思う。

 

 

 

高校時代の私は、新潟から上京してきて初めての寮生活や周りのレベルの高さから試合に出れないことから1年生の頃は練習をするのが辛くなっていた。でもその時の私は、2年生になったら出れるだろうと勝手に勘違いして、ただ練習をするだけになっていた。今思えばとても甘い考えだった。

案の定、2年生になっても状況は変わらず、試合のメンバーに入れない日々を過ごした。周りの同期は試合のメンバーに入って活躍したり、下からも良い選手が入ってきて、当時の自分は人と比べる癖があったため、ネガティブになりどんどん悪い方向に進んでいく一方だった。そこでようやく努力しないとと気づいた。試合に少しでも早く出て定着したいと考えていた私はすぐ結果を求めてしまい、すぐ結果が出ないことに焦りと苛立ちを感じ、練習で単純なミスをたくさんするようになり、完全に悪循環に入ってしまったのであった。

 

 

そして結果が出ない現状から練習前と練習後にやっていた自主練が意味ないと思うようになり、京増さん(当時のFC東京U-18コーチ)に自分の気持ちをぶつけたこともあった。

 

だが、京増さんは常に冷静に自分とコミュニケーションを取ってくれた。

そうやって京増さんと毎日コミュニケーションを取っていく中で、京増さんに言われた印象に残っている言葉がある。

 

 

「物事をやり遂げるには軸をぶらさず、腰を据えてやり続けろ」

 

 

この言葉の意味は自分の目標に対してコツコツと努力をし、どんなマイナスなことが起ころうと頭をそっちにもってかれずに冷静に軸をぶらさずにやり続けるという意味だ。この言葉は当時の自分にはものすごく響き、自分が成功にだけ捉われていたことに気づいた。成功にだけ捉われていると自分の成長に気づかず、結果が出ないことに焦りなどが出てしまう。だが、成長に目線を変えると、やり続けることで以前まで自分が出来なかったことが出来ているようになり、それが良いプレーに繋がり、小さな成功が増えていき、いつか大きな成功に変わっていく。

つまり、

 

「成長の先に成功がある」

 

 

こう考えることが出来るようになった。

それからはこの言葉を苦しいときは思い出し、軸をぶらさずやり続けることの大切さを感じながら練習や自主練に励むようになった。

そうやって3年生の時にやっとの思いでスタメンを取ることが出来た。あの時の嬉しかった思いは今も忘れていない。

京増さんとの毎日の対話は今の自分が作られている大事な要因であって、貴重な時間であり、今は京増さんには感謝の気持ちしかない。

 

 

明治大学体育会サッカー部に入部して8ヶ月が経ち、色々な貴重な経験が出来ているこの環境にとても充実感を感じている。毎朝早朝から全員が明治の勝利ために活気のある練習をしていて、自分と同じポジションの先輩方は常に自分の壁となり立ちはだかってくる。そんなちょっとの努力では越えられない壁がたくさんあるこの環境に私はとても感謝している。今はまだ越えられない壁に対し、「軸をぶらさず、腰を据えて」やり続けていきたい。

 

そして、明治大学体育会サッカー部での4年間、当り前じゃないこの環境に感謝し、常に自分に打ち勝ち、心身共に成長し、自分の夢へ近づけるよう、1日1日を全力で過ごしていきたい。

 

 

拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。これからも、明治大学体育会サッカー部へのご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します。

 

 

次の1年生の部員ブログの担当は、池田頼人です。日頃から学生審判という立場でサッカー部を支えてくれる存在です。同じクラスで自分の勉強を助けてくれる自分にはいなくてはならない人です。そんな彼の素晴らしいブログを是非ご覧ください。


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