「明治のマネージャー」 4年 神宮司光汰

 


「明治のマネージャー」

商学部商学科4年 神宮司光汰 (クラーク記念国際高等学校)



こんばんは。

前回のノリ(正田徳大)のブログで紹介してもらいました、マネージャーの神宮司光汰です。

私がレイソルにいたのは中学の3年間だけなので、ノリよりは少し薄い黄色の血とノリに負けないくらいの紫紺の血が流れています。

 

 

4回目となる今回のブログではタイトルにもあるように『明治のマネージャー』というところに焦点を当てて書いて行きたいと思います。

 

 

 

-歴代の先輩方が築いてきた『明治のマネージャー』の像に近づけているのだろうか?-

 

 

 

私が入部した当初、4年生2人、3年生2人、2年生3人の先輩マネージャーが在籍していた。

入部してまもなく、練習の雰囲気や先輩マネージャーの動きの早さ、仕事の質の高さ、視野の広さ、気づきのスピードに圧倒されていた記憶がある。

その姿を見れば、もっと上の代のマネージャーも凄くて、それを紡いできた結果が今に現れてるんだろうなということは簡単に想像できた。

 

私が1年生だった2019年は五冠を達成した年。

マネージャー1年目の私には濃すぎる1年。そして先輩方は素晴らしいマネージャーばかり。

 

あの当時、間違いなく明治大学体育会サッカー部には日本一のマネージャーが存在していた。

 

そしてあの姿こそが『明治のマネージャー』と呼ぶにふさわしい姿だと思う。

 

少しでもそこに追いつきたくて、追い越したくてとにかく必死だった記憶は今も新しい。

幸か不幸か学年のマネージャーは私1人。1人ということでなるべく先輩に迷惑をかけないように必死でマネージャーの仕事をこなしてきた。先輩と遠征に行かせてもらったり、モチベーションビデオを作らせてもらったり。一つひとつが大切な経験だった。必死で先輩の背中を追いかけた経験があったからこそ、今の自分があると思う。可愛いマネージャーが入ってくることを期待していた同期には申し訳ない思うが、私は良かったと思っている。

 


 

 

あの頃から月日は経ち、気づけばもう4年生。

背中を追いかけてきた先輩はもう誰もいない。


 

ただのマネージャーではなく『明治のマネージャー』になれているだろうか?と自問自答を続ける日々だ。

 


当然マネージャーなので、得点を決めたり、身体を張って守ったりすることはできず、自分がやったことの結果は目に見える形には現れない。

 

私たちマネージャーは仕事をこなして当たり前。

マネージャーがしっかりと仕事をこなせばこなすほどチームがうまく動いていく。

チームにとっての当たり前を担う存在だ。

 

だからマネージャーが目立ってしまうときは大概が悪目立ち。チームにとっての当たり前を提供できなかった時、もしくはチームの矢印から逸れてしまった時だろう。

 

 

どんなに目立たない仕事でもやりがいをもって、一つひとつの行動がチームの勝利に繋がると信じてしっかりとやり遂げる。

これができないのならば、マネージャー失格だと自分に言い聞かせてここまでやってきた。

この想いは最後まで絶対に持ち続ける。

 

 

日々の練習でも、ベンチに入っていても、写真を撮っていても、運営をしていても、応援をしていても、少し苦手な仕事や作業でも、いつどこにいても何事にも全力で取り組むことはマネージャーである以前に明治の一部員として絶対に譲れない。

それでいてグラウンドにいれば、ものすごく気が利いて、自分が何をしたいかではなく、いま選手やチームが何を必要としているのかを見つけて最適な行動を。グラウンド外では応援してくださる方々や保護者の皆様に向けてのマネージャー日記やホームページ、SNSを通じてたくさんの発信を。

 

これらのことを当たり前に、そしてさりげなくできるのが『明治のマネージャー』だと思う。

 

 

4年生として『明治のマネージャー』を体現し、後輩に伝えていくために、最後の最後、11日元日国立決勝の日まで、自分自身も貪欲に成長し続けて行きたい。

 

 

 

 

最後になりますが、これまで4回も生意気に書かせていただいた部員ブログをご覧くださった皆様、ありがとうございました。

私の足掛け15年間のサッカー人生は明治大学体育会サッカー部の引退と共に幕を閉じます。(なぜ足掛け?と思った方は昨年のブログをご覧ください)

 

大学に入って明治でマネージャーをやって、今までで1番サッカーが好きだと感じています。

選手時代とは違って自らゴールを決めたりアシストでチームの勝利に貢献することはできないけれど、日頃の練習や試合、日常生活で選手をサポートすることでより深い場所から地味にチームに貢献することができるマネージャーという役割を天職だと感じています。

明治のサッカー部は学生らしさが溢れていて、マネージャーとして過ごす日々はとても刺激的で楽しくて、やりがいに満ち溢れています。

そしてやっぱり同期は最高です。どれだけ力になれているかはわからないけど、こんな私をマネージャーとして受け入れてくれて感謝しかありません。だからこそこの同期と成し遂げたいことがあります。

 

就職活動をする中で、明治での経験を活かしてサッカーに携わる仕事に就こうかと考えた時もありました。

とても魅力的な企業に出会い、ご縁をいただけたこと。また、最高にサッカーが好きで、明治のサッカー部が好きなこの時に離れた方が幸せなのではないかと考えたことでサッカーとは関係のない企業に就職することに決めました。

 

最高の同期やご飯行きましょうといってくる可愛い後輩と過ごせるのも、

きつい練習でも強くなるために励まし合い乗り越えていくみんなの姿を見てちょっと泣きそうになるのも、

試合に勝ってみんなの最高の笑顔と喜ぶ姿を見れるのも、

泣いても笑ってもあと2ヶ月半しかありません。

 

サッカー人生の集大成としても、明治への恩返しとしても、最後はリーグ戦優勝と再び日本一となり、笑って終われるようにラストスパートかけて沢山チームに貢献したいと思います!!

 

 

今後とも明治大学体育会サッカー部への温かいご声援を宜しくお願いいたします。

 

 

次回の部員ブログ4年生は副将の福田心之助です。

最近はなぜか襟足を伸ばしていますが、私としては刈り上げの方が良いと思っています()

頼もしいプレーで明治を引っ張る副将ながら、歌いながら料理するなど親しみやすいキャラクターで後輩からもよく絡まれている心之助らしい素晴らしいブログを書いてくれると思います!

お楽しみに!!




【過去のブログ】


「出会い」 1年 神宮司光汰


「成長」 2年 神宮司光汰


「第2のサッカー人生」 3年 神宮司光汰

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